Blog 金門湾便り

  • 台湾の怖い話 赤い封筒

    台湾のこと

    夏と言ったら怖い話ですよね
    ぞわわと悪寒を走らせて夏の暑さを吹き飛ばしましょう!

    では、台湾ならではの怖い話をしましょうか。

    赤い封筒

    【赤い封筒】

    台湾では絶対に拾ってはいけない、赤い封筒なるものがあります。
    道端にポツンと落ちている赤い封筒
    なんだろうと拾ったら最後、開けてみるとそこには結構な札束と、髪の毛が

    「おめでとう!!!」

    中身に驚いていると、その辺に隠れていたたくさんの人達から祝いの言葉をかけられます
    そして、あっという間に囲まれます

    拍手する人々

    「うちの娘との結婚、おめでとう!!」
    「娘は死んでしまっているが、結婚おめでとう!」
    「うちの死んだ娘との結婚、おめでとう!!!!!!」

    なんと、この赤い封筒を拾ってしまうと死んだ女性と無理やり結婚させられてしまうのだとか!
    何を言っているのか解らないかと思われます。
    もちろん取り囲んでいるのはその親族、なんなんだこの状況は……。

    実はこれ、台湾で古くから伝わる【冥婚】というもので
    独身のまま亡くなってしまった女性は「孤娘(グーニャン)」と呼ばれており
    家族に不利益をもたらすと言われ、実家で祀ることができないとされます。

    若くて死んだ女性を哀れみ、冥婚は女性のために…という思いが込められ冥婚なるものがあるのです。
    もちろん、その家族のためにもという思いも強いでしょうが、拾った男性はたまったもんじゃないですよね。
    ちなみに冥婚は既婚男性でも成立します。
    未婚男性が赤い封筒を拾ってしまうと、冥婚後に結婚した女性は後妻という扱いになってしまいます。
    死者の女性のほうが「最初の夫人」となってしまうのです。

    指輪

    ちなみに………
    冥婚では実際の結婚式のような式もあげるのです。

    女性の位牌や遺骨が入っている香炉と結婚するのが一般的ですが
    ウエディングドレスを着せたマネキンに、亡くなった女性の顔写真を貼ったものを用意する場合もあるそうです。
    もちろん結婚後は、毎年の新年に「妻」の実家に訪れ帰省しなければなりません。

    赤い封筒、何も知らずに拾ってしまったが最後
    赤い封筒に入っていた、お金(結納金)、亡くなった娘の写真や髪の毛といったこれらの品には男女の契りの意味合いも込められているようで。
    隠れていた親族に取り囲まれ、とんとん拍子で結婚させられてしまうのです。

    ちなみに、この風習は
    台湾の片隅で今も続けられているのだとか