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台湾の冬至 鬼の日?結婚禁止?
今年もあとわずか、この時期になってくると夕方からあっという間に暗くなってしまいますよね。
その中でも特に冬至は一年のうちで最も昼の時間が短い日とされています。
北半球ではこの日の太陽は一番南に位置する状態のため、夜が一番長くなる日なのです。
日本では、太陽の力が一番弱い冬至は太陽が生まれ変わる日とし、
この日を境に運が向くとされているため、「運盛りの野菜」として「ん」が2つある冬の七草を食べて運をたくさん取り込むなんて習慣もありますよね。
その他にも、日本では冬至の日には「ゆず湯」「かぼちゃを食べる」「冬至粥」と様々な習慣があります。
今回は台湾人冬至の習俗を紹介します。①冬至は湯圓を食べる
台湾では冬至の日に家族は集まり、同じテーブルで温かくて甘い湯圓(湯円)を食べます。
湯圓は白玉粉をこねて餡が包まれた丸いお団子で、もちもちとした食感は台湾のぜんざいとして日常的にも食べられているものです。
この丸いお団子は、一家団欒や、円満の象徴とされ、台湾では「冬至に湯圓を食べると一歳年を取った」と言われています。
台湾では、年が気になっている方は食べたくないなぁ~なんて感じる事もあるようです。
伝統的な赤と白の湯圓にも独自の意味があり、赤は縁結びの運を上げる、白は人気を引き付ける意味があります。
湯圓を作るときは、単数の数は禁止されており、食べる時は赤と白「ペア」でなければなりません。
②冬至実は『鬼の日』です
冬至は一年のうちで最も昼の時間が短い(北半球)日なので、みんなはこの日は早く帰宅します。
町に人があまりいない事から『鬼の日』とも呼ばれています。③冬至には結婚禁止
四立の「立春、立夏、立秋、立冬」>「四絕日」
四至の「春分、秋分、夏至、冬至」>「四離日」
台湾の伝統習俗で、「四立四至」は縁起が悪い日、結婚を避けた方がいいです。
④冬至前後は栄養の補充すべきである
昔から冬季は、漢方で栄養補充することが重要とされています。
特に冬至は様々な料理や鍋に漢方を入れる方が多いです。
その中でも人参が一番効果がいいと言われてますね・西洋人参(アメリカ人参)
・紅参(高麗人参)
・野生人参などはおすすめです。是非一度試してみてください。