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春節のお祝い
今年の春節は2月5日です。昨年は(ここではないですが)台湾のお正月の日々の過ごし方をお伝えしました。今年は「年獣」とは?から紐解いていきますね。
皆さん「年獣」ってご存知ですか?
中国の伝説上の生き物で、ものすごい怪力をもった妖怪「体は牛、頭は角を生やした獅子」という容姿。
旧暦の大晦日に人里へ出没して人間を食べると言われており、特に子供の肉が大好物。
春節を迎えようとする人里に「年獣」が来ようものなら正月どころではありません。
なので、春節を迎えるにあたって「年獣」の苦手な「赤い色」で「福」や「春」などの縁起の良い文字をあしらった札を玄関に飾ったりします。
街中が赤い色で包まれるのはこういうことなのですね。
そして!「爆竹」
私たちは「なんで正月に爆竹?」と様々な考えを巡らせたと思いますが、なんと!「年獣」は爆竹の大きな音が大の苦手!
「年獣」を追い払うために爆竹を鳴らしていたんですね!
これらは春節を迎える大切な準備なのです。
と、「年獣」のお話だけしてもどうなのか?とも思いますので・・・
今年も弊社の人間に「旧正月ですけど、何食べました?」を朝から聞いてきました。
今朝の朝食は「餅」
台湾のお正月に食卓に並ぶ「餅」
「茶色いお餅なんです」というので、なぜ茶色いのか?を聞きました処
「黒糖と一緒についた甘いお餅」なのだそうです、ほかにも「小豆と一緒についたお餅」もあるのだとか。
この「黒糖と一緒についた甘いお餅」は「卵黄に付け、片栗粉をまぶして油で揚げる」そうです。
ちなみに「小豆のお餅」は「蒸す」そうです。
今朝は「黒糖の揚げ餅」を食べたそうです。(昨年は蟹をメインにしたお鍋でした)
お正月というと「麺線」を食べる「長命菜」を食べるなどなど。
「麺線」はなが~くてほそ~い麺
スープはスーパーなどで売っているものを使用して、牡蠣やホルモンを入れるそうです。
「長命菜」は子供の頃は苦手だったなぁと言いながら「北部はからし菜」「南部はホウレンソウ」を湯がいて
お醤油などでたべました!と。
このお料理の共通点は「長いまま」長寿を祈って食べるのだそうです。
なるほど!子供は苦手かもしれないなぁ。
お正月のお料理って縁起の良いものであふれているのは万国共通なんですね。
大晦日は大掃除とお洗濯をして、身の回りをきれいに。
お正月を迎えたら家族で祝う。
そして手土産を持ってお出かけして知人や友人たちと新年のあいさつをする。
そんな一年の始まりはとても大切な日なのだそうです。
手土産、美味しいお菓子などが定番ですが、お酒を持ってお祝いに行くのが楽しいんだと言ってました。
みなさま、台湾のお酒、たくさん取り揃えてますよ(^-^)
春節、素敵な一年になりますように。